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誰 も 本 当 の 痛 風 を 知 ら な い

2004年8月23日、私は痛風という病気になってしまいました。
皆さんの痛風についての知識はどの程度?
風が吹いても痛い? 贅沢病? まあ普通はそんなものでしょう。
実は私もそうでした。でも、一般的な常識とはちょっと違っているようなんですよ。
患ってみて初めてわかる、痛風は誤解と偏見の多い病気だったのです。
これは、どうせなってしまったんだからと開き直って紹介する
自分の身体を実験台にした、10年以上の痛風ライフ記録、すべて実体験です。
痛風を語るならこれを読んでからにしないと、恥をかきますよ。

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病気の程度または病院により治療法が違う場合があります。これはあくまでも私個人のケース、私個人の感想です。新情報、励ましのコメントは大歓迎ですが、謂のない批判はストレスが溜り、尿酸値が上がってしまいますのでご容赦を……。
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サイト内の広告はすべてExciteブログに付随するもので、当『痛風日記 4』の内容とは無関係です。

# by assy109 | 2015-01-01 00:00
2012/6/16 完治:そういうことなのでは?
「今現在薬(ユリノーム)を服用することをやめて、このブログを始めた時点に戻った、薬を使わず生活習慣で治す高尿酸血症治療を再スタートしている」。と書いたし自分自身そう信じていたのだが、ちょっとそれは違うんじゃないのかい? と近頃思うようになってきた。何が違うって、もう7.0mg/dlより下の尿酸値なのだから、私は既に高尿酸血症ではないということなのだ。そこがスタート時点とははっきり違うところ。

これは太る体質だということを自覚しているから、食事制限やエクササイズに気を使っている女性のようなものだ。その努力の結果、素晴らしいプロポーションを保っている女性をデブと呼ぶ者はいないはずだ。これと同じことなのでは?つまり生活に多少気を使えば高尿酸血症にならないんだから、それは普通の健常者と同じこと。もう治療じゃない。それを完治したと言えないだろうか?
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このグラフが初めての発作から今までの高尿酸血症の経緯で、上のグラフがユリノーム服用前、下がそれ以降。服用以降はグラフを下に伸ばす必要がでてきた。尿酸値を含め各値がほとんど基準値の範囲に収まっているからだ。そしてこれが薬に頼っての結果なら、それはまだ病気中。だが薬をやめてもそれを保っているんだから、これはもう病気持ちとは言えないだろう。それも1回だけでなく既に1年の長期間なのだ。

薬をやめてからは尿酸値は基準値ぎりぎりまで上がってしまったから、年に3回程度の検査は続けた方が安心だが、食事のバランスをとっているから悪玉コレステロールもほぼ安定。この生活を続けて行けば、合併症含めて何の問題もない、ということになる。普通にそこいらにゴロゴロしている、同年代のおデブちゃんよりもよほど健康的というものだ。

痛風(高尿酸血症)は治らない。一生薬を飲み続けなければならない。これも一種の常識と言えるかもしれないし、割り切ってしまえばそれも楽だ。私自身そう思うしかないという時期もあった。だが私の今の状態、これを完治と言わずして何と言う? ということで今回は、痛風になったからってそれほど悲観的になることはない。治るやつは治るんだよ、という希望を残しての取りあえずの最終回。全国の痛風、もしくは痛風予備軍の皆さんには何か参考になることがあるかもしれないので、このブログはこのまま残しておきましょう。また何かあったら再開することになるけれど……いいや、もうない!……と思う(笑)。
# by assy109 | 2012-06-16 12:30
10/26 禁酒 2:酒もやめました
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「生活習慣を改めないかぎり、薬をやめたらすぐ元に戻っちゃいますよ」。これはユリノーム服用期間に担当医師から釘を刺されたお言葉。そう、それを肝に銘じての一大決心、ワタクシ酒を飲むのをやめたのです。と言ってもこれは家で、ひとりで飲むのをやめたということで、友人知人との外食なら飲むこともある。自分が飲まないことで相手に飲み辛くさせたら、それは自分にとってもマイナスになってしまうのだ。

こんなふうに私はプラスマイナスで考える。“禁”酒とか“禁”煙というネガティブなだけの考え方がよくないのだ。人から言われたりイヤイヤするのではなく、自分自身がそうした方が良いと納得すれば、誰でも進んでするはずだ。……だが、まあ、そうでもないかな。理屈通りにならないのが人間。私自身このブログ内でも、酒をやめると何度宣言したことか

私にとっての飲酒のマイナス面とは──これは多い。しかも齢を重ねる毎に増えていくようだ。まずは当然のこととしてこの病気、痛風・高尿酸血症へのプリン体とアルコールの悪影響。それは今更説明の必要もないだろう。次に、これがいつからか気になりだした重大問題──寝ちゃうんです(笑)。外では逆に最後まで起きている方だが、家では寛いでいるせいかすぐ寝てしまう。テレビ番組を見てもビデオを見ても、楽しめるのは前半くらいで後はあまり記憶がない。本を読んでも集中できない。仕事でプランを練る時、緊張を解くためにあえて飲んでいた時期もあったが、それも寝てしまったら意味がない。酒乱とは違い、単に集中力がなくなるというだけのことなのだが、でもこれはかなり重要なこと。つまり酒を飲んだらその後何をしても全て無駄になってしまう可能性が高い、ということなのだから。言ってみれば、人生の無駄遣いだ。

それに次の日にも残る。痛飲した日はもちろん、前夜のワイン1本程度でも、午前中はボーとして考えがまとまらないこともある。また夏にはよく汗をかくし夏バテ気味にもなるし、寝つきはいいが早朝覚醒。そしてその時も変にイライラする。ほぼ毎日飲んでいるから肝臓にだって悪いだろうし、他の部分にも。そして当然のことながらその酒はただではない。これだけの悪影響を与える酒を、わざわざ金を払って飲む私はアホ?

損得を秤にかければ考えるまでもない。こうやって要素を全部洗い出してから、次は自分を洗脳していく。「だから酒は飲まない方がいいんだよ」と。これが私の◯◯のやめ方。タバコはすぐにやめられた。まあ数十年前でも、タバコにプラス面なんてほとんどなかったしね。でもそれと酒とはちと違う。プラス面、と言っていいのか酒をやめられない理由もある。それは酒が好き、ということだ。酒の味も酔うことも、酒場の雰囲気も全て好き。たったひとつだけだが、これは最強の理由でしょ?

それにここまでの段階ならもう何年も前にたどりついていた。数日、数週間、数ヶ月くらいなら、必要とあれば飲まない自信もあったし、実際してもいた。ただ、「たとえ一生飲めなくなってもかまわない」と思えるようになったのはここ半年くらい。ちょっとした心境の変化がこれにプラスしたからだ。長くなったのでここから先はまた次回。一大決心と書いたが、それはこれまで毎日してきた習慣を改めることだから。でもそれは極自然に移行できこと。近頃よく思うんですよね。酒飲みはカッコ悪いね、と。
# by assy109 | 2011-10-26 17:56
10/17 痛風日記 6:I’m Back!
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『ユリノーム』(と『ウラリット』)の服用をやめて約4ヶ月。その間2回の検査は、1ヶ月後に尿酸値6.5mg/dl、3ヶ月後は6.8mg/dlで、やめる直前の5.0mg/dlからは多少値が上がってきているが、高尿酸血症とは言われない基準値の7.0mg/dl以内に収まった。これなら元通りの痛風治療薬を使わない治療の再スタートと言えるだろう。

そういうことなら、この通風日記も新たなシリーズ「Season 4」に突入だ。だがサブキャッチは? ご存知の方もいらっしゃると思うが、ここのサブキャッチはバットマンの映画シリーズからいただいている。だが残るはダークナイトかロビンか Mr.フリーズ。どうも現状に即さない。だが Mr.フリーズ? シュワちゃんか。そうだ、それがあった。シュワちゃんといえばターミネーター・シリーズ。「I’ll be back!」といつか薬断ちすることを誓った私も「Hasta la vista, Baby!」とはならず、約3年の月日を隔ててめでたく「I’m back!」。そしてこれから痛風を完全に根絶させるなら terminator はふさわしい。ということで自己満足のこの記事で Season 4「痛風ターミネーター」はスタート。スキンも景気付けに、チャラチャラっと派手にしてみよう。
# by assy109 | 2011-10-17 14:38
9/1 診察14:薬、やめました
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薬をやめたと書くと違う種類の薬のようだが、私は人間をやめていたわけではない。英語なら『drug』と言うより『medicine』だ。一応書いておこうと思う。私ここ数ヶ月、薬を服用していないんですよ。薬というのはもちろん『ロキソニン』ではなく、痛風・高尿酸血症治療薬の『ユリノーム』。これは飲むのが面倒になったからとか、よくある自分勝手な判断ではなく、医師と相談した上での行動だからご心配なく。

今のところ自覚症状もないから私も安心している。もっとも、もう関節の痛風塩は一旦取り除かれているはずだから、そこに再度付着するまでの時間的余裕はあるはずなのだが。ともかく今はしばらく状況を見た後、検査で尿酸値の変化を確認する段階。その検査日ももうすぐやってくる。これはその前に、書けるうちに書いておいた方がいいかな、という記事なのだ。即刻中止、という事態になるかもしれないので(笑)。
# by assy109 | 2011-09-01 18:37