2004/8/23 発作 1:それは突然やってくる
昨日は導入部。さあここからが本編です。まず初めは“発作”。発症ではなく、発作と言う。喘息や心臓病と同じだ。つまりすでに“高尿酸血症”という病気にかかっていて、その目に見える症状が痛風ということなのだ。

初めてこの発作が起こった時、ほとんどの人は関節痛と思うらしい。そりゃ関節が痛むんだから。それでまず行くのが整形外科。とりあえず痛みを抑えるためにはそれでも正解かもしれない。まともな整形外科なら痛風と診断して、痛み止めと共に専門医を紹介してくれる。私の場合は遺伝的にその“気”があるために、最初から専門医に行ったのだが……。

発作の兆しは朝、目が醒めた時にあった。右足の親指の付根に、何かゴキゴキと引っ掛かるような違和感があったのだ。それが昼過ぎから少し痛みだす。しかしその時点ではまだ昨日の運動の後の痛みぐらいにしか感じなかった。ところが夕方になるとその部分を床に付けて歩くのが辛くなってくる。

こうなると私の場合、もう痛風の確率は90%以上と判断。さっそくインターネットで専門医を探すことにした。一番近いのは慈恵医大病院の「腎臓・高血圧内科」。ここの診療部長は痛風では高名な細谷龍男先生で、ちょうど明日は診察日ということになっていた。「ついてるぞ」と思い、明日の朝一番(8時)に行くことにした。電車で1駅もないくらいの近さだから、歩いて行くか自転車にするつもりだった。患部は親指付根。足の中心から小指側で歩けば大丈夫だと思ったのだ。

b0070814_19485592.jpg──甘いよ、大アマ。痛風というものが全然わかっていなかった。激痛がやってきたのは夕食後だった。痛・風・ね、風が当っても痛い。確かに風が当っても痛いと思う、これは。その関節に1g、いや多分0.001gでも負荷かかると激痛が走るはず。ということは(想像してみてください)痛みを感じないで移動することは不可能だということ。地球には重力があることを再認識した。そして、足を宙に浮かせるだけでも、親指一本分の重さがその関節にかかるということを初めて知った。

だからソファに寝そべってじっとしているしかない。でも他のことは我慢できても、トイレにだけは行かなければならない。で、何度か移動するうちにあまり痛みを感じない歩き方を会得するのだが、それはとても不安定。何かのはずみでバランスをくずすと──そこには地獄が待っている。……激痛に耐えることたっぷり10分。もうその頃になると足全体が痛み、赤く腫れ上がる。何もしなくてもジンジンとした鈍痛はあるから当然寝られない。でも救急車を呼びたくはない。恥ずかしい。そんな種類の病気じゃないだろう。結局観たくもないオリンピックを夜通し観ながら、朝を待つことになったのだ──つづく
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by assy109 | 2004-11-26 22:17
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