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2012/6/16 完治:そういうことなのでは?
「今現在薬(ユリノーム)を服用することをやめて、このブログを始めた時点に戻った、薬を使わず生活習慣で治す高尿酸血症治療を再スタートしている」。と書いたし自分自身そう信じていたのだが、ちょっとそれは違うんじゃないのかい? と近頃思うようになってきた。何が違うって、もう7.0mg/dlより下の尿酸値なのだから、私は既に高尿酸血症ではないということなのだ。そこがスタート時点とははっきり違うところ。

これは太る体質だということを自覚しているから、食事制限やエクササイズに気を使っている女性のようなものだ。その努力の結果、素晴らしいプロポーションを保っている女性をデブと呼ぶ者はいないはずだ。これと同じことなのでは?つまり生活に多少気を使えば高尿酸血症にならないんだから、それは普通の健常者と同じこと。もう治療じゃない。それを完治したと言えないだろうか?
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このグラフが初めての発作から今までの高尿酸血症の経緯で、上のグラフがユリノーム服用前、下がそれ以降。服用以降はグラフを下に伸ばす必要がでてきた。尿酸値を含め各値がほとんど基準値の範囲に収まっているからだ。そしてこれが薬に頼っての結果なら、それはまだ病気中。だが薬をやめてもそれを保っているんだから、これはもう病気持ちとは言えないだろう。それも1回だけでなく既に1年の長期間なのだ。

薬をやめてからは尿酸値は基準値ぎりぎりまで上がってしまったから、年に3回程度の検査は続けた方が安心だが、食事のバランスをとっているから悪玉コレステロールもほぼ安定。この生活を続けて行けば、合併症含めて何の問題もない、ということになる。普通にそこいらにゴロゴロしている、同年代のおデブちゃんよりもよほど健康的というものだ。

痛風(高尿酸血症)は治らない。一生薬を飲み続けなければならない。これも一種の常識と言えるかもしれないし、割り切ってしまえばそれも楽だ。私自身そう思うしかないという時期もあった。だが私の今の状態、これを完治と言わずして何と言う? ということで今回は、痛風になったからってそれほど悲観的になることはない。治るやつは治るんだよ、という希望を残しての取りあえずの最終回。全国の痛風、もしくは痛風予備軍の皆さんには何か参考になることがあるかもしれないので、このブログはこのまま残しておきましょう。また何かあったら再開することになるけれど……いいや、もうない!……と思う(笑)。
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by assy109 | 2012-06-16 12:30
10/26 禁酒 2:酒もやめました
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「生活習慣を改めないかぎり、薬をやめたらすぐ元に戻っちゃいますよ」。これはユリノーム服用期間に担当医師から釘を刺されたお言葉。そう、それを肝に銘じての一大決心、ワタクシ酒を飲むのをやめたのです。と言ってもこれは家で、ひとりで飲むのをやめたということで、友人知人との外食なら飲むこともある。自分が飲まないことで相手に飲み辛くさせたら、それは自分にとってもマイナスになってしまうのだ。

こんなふうに私はプラスマイナスで考える。“禁”酒とか“禁”煙というネガティブなだけの考え方がよくないのだ。人から言われたりイヤイヤするのではなく、自分自身がそうした方が良いと納得すれば、誰でも進んでするはずだ。……だが、まあ、そうでもないかな。理屈通りにならないのが人間。私自身このブログ内でも、酒をやめると何度宣言したことか

私にとっての飲酒のマイナス面とは──これは多い。しかも齢を重ねる毎に増えていくようだ。まずは当然のこととしてこの病気、痛風・高尿酸血症へのプリン体とアルコールの悪影響。それは今更説明の必要もないだろう。次に、これがいつからか気になりだした重大問題──寝ちゃうんです(笑)。外では逆に最後まで起きている方だが、家では寛いでいるせいかすぐ寝てしまう。テレビ番組を見てもビデオを見ても、楽しめるのは前半くらいで後はあまり記憶がない。本を読んでも集中できない。仕事でプランを練る時、緊張を解くためにあえて飲んでいた時期もあったが、それも寝てしまったら意味がない。酒乱とは違い、単に集中力がなくなるというだけのことなのだが、でもこれはかなり重要なこと。つまり酒を飲んだらその後何をしても全て無駄になってしまう可能性が高い、ということなのだから。言ってみれば、人生の無駄遣いだ。

それに次の日にも残る。痛飲した日はもちろん、前夜のワイン1本程度でも、午前中はボーとして考えがまとまらないこともある。また夏にはよく汗をかくし夏バテ気味にもなるし、寝つきはいいが早朝覚醒。そしてその時も変にイライラする。ほぼ毎日飲んでいるから肝臓にだって悪いだろうし、他の部分にも。そして当然のことながらその酒はただではない。これだけの悪影響を与える酒を、わざわざ金を払って飲む私はアホ?

損得を秤にかければ考えるまでもない。こうやって要素を全部洗い出してから、次は自分を洗脳していく。「だから酒は飲まない方がいいんだよ」と。これが私の◯◯のやめ方。タバコはすぐにやめられた。まあ数十年前でも、タバコにプラス面なんてほとんどなかったしね。でもそれと酒とはちと違う。プラス面、と言っていいのか酒をやめられない理由もある。それは酒が好き、ということだ。酒の味も酔うことも、酒場の雰囲気も全て好き。たったひとつだけだが、これは最強の理由でしょ?

それにここまでの段階ならもう何年も前にたどりついていた。数日、数週間、数ヶ月くらいなら、必要とあれば飲まない自信もあったし、実際してもいた。ただ、「たとえ一生飲めなくなってもかまわない」と思えるようになったのはここ半年くらい。ちょっとした心境の変化がこれにプラスしたからだ。長くなったのでここから先はまた次回。一大決心と書いたが、それはこれまで毎日してきた習慣を改めることだから。でもそれは極自然に移行できこと。近頃よく思うんですよね。酒飲みはカッコ悪いね、と。
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by assy109 | 2011-10-26 17:56
3/7 治療法:これでもいいのか?
このサイトのトップページで「これはあくまでも私個人のケース、私個人の感想です」と記したものは必ずしも逃げの一文ではなく、患者にとって最適の治療は人それぞれ違うと思っているからだ。それに、他のブログや会話中「これは明らかに間違っているなぁ」と感じても、それは医者ではなくその人の解釈が間違っているという可能性は高い。まあどんな場合も、訊かれなければわざわざ異議のコメントをすることもないが。

そんな私でもこれでいいのか?と思う治療があり、それは最初の発作直後の有無を言わさない薬物投与。これは鎮痛剤だけでなく、原因療法薬(ユリノーム等)までということだ。私の場合は薬に頼らず生活習慣の改善だけで治すことを主張していたので、もうどうしようもなくなってギブアップするまでの4年間は、先生から薬を勧められたこともない。また薬を服用するにしても、高尿酸血症のタイプが尿酸の産生過剰型なのか排泄低下型なのか見極めてからのはずだ。この段階を踏まずにユリノーム、というのはどうかと思う。たぶん尿酸値は間違いなく下がるはずなのだが、それでいいのか。

ところが先日、さらにその上をいく治療の話を聞いた。その御仁は痛風の発作もおこしていないのに、薬を投与されたと言っていたのだ。話してみると、彼は食事のことばかり取りあげる一般人とは違い、痛風に対する基礎知識はあって納得しているようだが。なんでも検査の時に多少尿酸値が高かったので即時処方された薬で下げてもらい、おかげでその後は平常値が続いているということ。その対処を自慢げに語っていた。

そりゃぁ薬を使えば下がるでしょう。しかし思うのだが、この人はそもそも高尿酸血症だったんだろうか? 1日の中でも尿酸値はたえず変化するもの。たまたま検査の時だけ前日の深酒等で高かっただけなのでは? 私の知人でも、尿酸値8.5mg/dl以上という数値を毎年検査の度にたたき出す者はいるが、それでも痛風にならない人はならない。もちろんそんな状態を続ければ合併症の恐れがあるのだが。その予防措置として薬を処方するということなのか? 確かに日本のガイドラインでは、発作をおこさなくても薬物療法を認めている。だがそれでも合併症が考えられる場合は8.0mg/dl以上、それ以外は9.0mg/dlを越える場合で、その状態が続かなければその限りではないはず。

今では病院は薬で儲けることができないシステムになっているらしいが、医師と薬局間で何らかの見返りがある(場合もある)という話もよく聞く。検査時に尿酸値が高い人間など世の中にごまんといるのだから、その段階で処方してしまえば薬の売れ行きがグンと上がるというものだ。難しい治療ではなく間違いなく尿酸値は下がるのだから、患者からも喜ばれる。まだその段階では薬は必要ない(かもしれない)ということを知らなければ、医者も薬局も患者も皆ハッピー、ということか。

この話は冒頭で書いたように患者の(又は私の)勘違いだったのかもしれないが、こんな話に心当たりがある人は要注意。医者の言うことを鵜呑みにしてばかりではだめですよ。ただ、痛風に限らず、他の成人病にも限らず、ストレスは現代において最大の病の原因。患者を喜ばせるというだけでも立派に治療になっている、とも言える。この話をしてくれた人にも「へ〜、そんな治療もあるんですか」と言うだけで、私は異議を唱えることもしなかった。満足している人にわざわざストレスを与えることもないだろう。
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by assy109 | 2011-03-07 17:27
5/24 痛風日記 5:痛いのはお嫌い?
以前一度紹介したことがあるが、このExciteブログには簡易アクセス解析機能がついている。私はアクセス数やコメント数に関心があるブロガーではないので(というよりこれをブログだとも思っていない)頻繁にチェックはしていない。しかし、先日見てみると、ここに興味深い結果が現れていたのだ。それが下の表で、これは今年に入ってからの『痛風日記 3』の検索ワードランキング。前回と同じ色分けをすると、ほら、ほとんど「リューイーソー(緑一色)」。つまり痛風の痛みを調べるための検索だったのだ。

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以前の記事はこれ。2006年11月11日のものだ。この時は頻繁に現れる「贅沢病」というキーワードが気に入らなかったのだが、3年半の歳月を隔てた今、ご覧ください、ほぼ一掃。そして上位を占めていた食事に関するキーワードも一掃されている。さらに、この痛み関連以外のキーワード、「痛風」「痛風日記」「痛風 症状 写真」にも、痛みの情報を得るための検索は含まれているはずだ。

これから何を読み取ればいいんだろう。私は思う。つまりこういうことなんじゃないだろうか。健康診断の結果、尿酸値がイエローゾーンどころか、いつ痛風になってもおかしくないというレッドゾーン、立派な「高尿酸血症」患者が急増しているのでは?彼らにとってはもう「痛風って何だベ?」という段階ではないのだ。来るべき激痛のためにどのような心の準備、そして痛み止めの準備をしておかなければならないかという、待ったなしの状況なのだ。憶測だけどね。でも興味本位かもしれない贅沢病や食事よりも、切実な情報を求めているような気はする。実際発作中の人やその家族なのかも。

私に言わせると、そんな発作よりも、高尿酸血状態を続けることの問題点に目を向けてほしいんだが、まあそれは一度痛風になってみなきゃわからんか。ともかく、関心は強くなっているし、それに伴って知識も深くなっていくはず。いつまでも贅沢病だなどとぬかしているやつは恥をかくぞ、という世の中はもうすぐそこということなんだろう。良いのか悪いのか。We are the Gout World!

あ、それからもうひとつ気になったんだが、『ユリンメート』のこの人気は何なんだ?
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by assy109 | 2010-05-24 17:50
10/9 蓄尿 6:改良型ユリンメート
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前回の検査の時に気付いたのだが、『ユリンメートP』が少し改良されているようなのだ。場所は下の蓋を取り付けるこのねじ部。以前も取りあげたことがあるが、このねじのはめ合わせが悪くて、採取した尿が漏れることが間々ある。私も経験あり。だからその部分は使用する前に注意している。

写真のように、どうもねじ山(台形型)の角度を鋭角にして角の丸みを小さくしたようなのだ。確か以前のものはもっと山が低く、丸みを帯びていたように記憶している。柔らかい素材のそんなねじが約一周しか切ってないから、無頓着な人間が無理にはめようとして変形させていたのが漏れる原因。だからたぶんこれはねじ山を壊さないための、ちょっとしたマイナーチェンジだ。でも大切。トイレを汚したくないからね。

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と考察はしたけれど、これは確実だとは言い切れない。こんなことがあるとは思わなかったので、以前のユリンメートの細部まで写した写真もないのだ。医師に訊いても「そんなこと、わざわざ我々には報告しませんからねぇ」とつれない返事。しかし、ここに証拠らしきものを発見した。私の通院する病院で貸し出すものには、裏にこんなシールが張ってあるのだが、その注意書きが一項目増えている。だから、つまりそういうことじゃないんだろうか。旧型と新型が存在する。

考えてみれば、この種の器具は長い間、このユリンメートがほぼ独占状態のはず。だから壊れやすいものを売って、追加注文を増やすという考え方もないではないが、そういう誠意のないやりかたは今の時代通らない。それに嬉しいことではないが、成人病が増えている昨今、これは伸びる可能性が高い分野。いつ新しい企業が参入しないとも限らないのだ。このユリンメートが約3,000円。持ち運びが不便、取っ手が欲しい等、不満の声を聞いたこともある。もっと安く、もっと使いやすく、もっと管理がしやすいものが発売されたら、いつでもこれに取って代わられるのではなかろうか。住友ベークライトさんもどんどん改良するなり、新型を出すなりしないと、もううかうかしていられないと思うのだが。少なくとも、他の業界ではそうなっている。
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by assy109 | 2009-10-09 19:45
10/17 診察 12:結果は上々
前回の診察から約一ヶ月後。今回は、原因治療薬を使用した薬物療法の効果をチェックするための検査、そして診察だ。

結果は上々。というよりこんなに簡単なことだったの?と呆れるほど。さすがに薬だね、尿酸値はなんと5.1mg/dl。ここまで低いのは初めてだ。実は検査の前日、薬を飲み忘れていたので心配していたんだが、そんなの全然関係ない。初めての、余裕の正常値だもんね。そして尿のpHは6.0。中性が7.0なので、6.5くらいが望ましい弱酸性なのだが、これもまずまず。今まではほとんど5.0だったんだから。さらに尿酸の排泄量が多すぎると、腎臓に負担がかかったり結石の原因になるようだが、これも問題ない値のようだ。そしてもちろん肝臓も異常なし。もっともあの事故は、ユリノームを服用したからとも言えない状況だったようだが。

というような結果。私は尿酸排泄低下型の高尿酸血症らしいので、処方されたのが『ユリノーム』と『ウラリット』。飲みにくいウラリットは1日2錠だが、ユリノームは小さい25mg錠が1日たったの1錠だ。これで効くのかと思っていたが、この投薬一ヶ月後の結果を見たなら効くかなんてものじゃない。ほぼパーフェクトじゃないだろうか。これとは関係ないが、コレステロール値もさらに下がって過去最低。気分がいいね。薬物療法を始めてからは発作もぴたりと治まって、何をしても大丈夫。それまでの数ヶ月間が嘘のようだ。

ところで、前回懸念していた「薬物療法開始時の発作」。実はこれもなかったのだ。なぜなら……私にすれば、このちょっとした試みが功を奏したと思いたい。もっとも先生には「そんなことしても意味ないんじゃないかなぁ」と否定された方法なんだが。よかったら試してください、それはこんなこと。

つまり、薬物療法を開始するとなぜ発作が起きるかといえば、それは急激に尿酸値が下がるので、その弾みで関節部に付着した尿酸塩が剥がれ落ちてしまうからだ。それなら急激に下がらないようにすればいいというのが道理。具体的には、飲み始めに合わせて尿酸値を上げてやればいいわけだ。その方法としては酒をがぶ飲みしたり、フォアグラを食べまくったり。あえてストレスが溜まりそうな仕事に積極的に参加するのもいいだろう。水を飲まないという方法だけはまずいとは思うが。

まあ冗談はともかく言いたいことは、意図的に、コントロールできる範囲内で尿酸値を上げるということ。こうしてプラスとマイナスのバランスをとってしまうわけだ。それから徐々にその量を減らして行けば、発作を起こさずスムーズに、薬物療法に移行できるわけ。どう?スジが通っていると思わない?どうぞお試しあれ。その結果については私は一切責任は負わないけれど。ちなみに私の場合、それ以来またまた飲酒の悪癖が続いてしまった。せっかく安心して飲めるようになったんだからもう少しこのまま、なんて甘えにもそろそろケジメを付けなければと思っているところなのだが……。
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by assy109 | 2008-10-29 17:35
9/3 民間療法:俺を納得させろ
病気、健康、美容の世界には様々な民間療法というものがある。痛風関連のものをざっと調べたら、効果があるものとして、有名どころではアメリカンチェリー等のチェリー類。◯◯水とか◯◯ジュース、錠剤等の健康食品系。その他にダイコン、トウガラシ、ホウレンソウ、ジャガイモ、ヤマイモ、アカマツ、ヒノキ、シラカバ、ホオズキ、キク、ワラビ、ドクダミ、マタタビ、トウモロコシの毛、アサガオの種、ショウガの葉茎、酢卵、ウィスキー等。発作時の塗り薬や貼り薬として、ヤナギ、ケシの実(そりゃそうだ。アヘン、モルヒネ、ヘロインの素なんだから。でもどうやって手に入れる?)等。炎症を抑えるものはアロエ、青魚の成分(青魚、いいのか?)等。

まあ、何を信じようが人それぞれ勝手。水分の大量摂取も元を質せば民間療法。中にはまだ証明はされていないが、有効なものもあるかもしれない。でも私は人に「効くよ」と言われただけで、鵜呑みにして実行することはない。特に健康食品のように売られているものは。仮に誰かが使って効果があったとしても、ある時点ではそうでもその後はどうなのか。副作用は?リバウンドは?健康食品にはよく書いてある、人によって効果の度合いは違うというやつも気になる。また、それをしながら普通の生活ができるのか?その値段は妥当か?簡単・手軽というよくあるキーワードも眉唾もの。「藁をもすがる」という段階なら話は別だが、その理由が納得できないと、私は手を出す気にはなれないのだ。

b0070814_2022597.jpgところが、自分の経験というのはまた別の話。これは民間療法ではないのだが、最近ひとつ私も確信を持って言えることがある。それは「カレーばかり食べていると痛風になるぞ」ということ。どうも最近の発作続きは、これに原因があるようなのだ。もちろんカレー自体は危険な食品ではないので、カレーというより“ばかり”が問題、連続して週に4日は食べていたのだ。仕事が忙しくなると夕食は外食やコンビニ飯ばかりになっていたが、これではバランスが悪い。そこでカレー。カレーは作るのが楽だから、忙しい時は助かる。そして一度作れば4日は保つ。具材によってはとてもヘルシー。私にはうってつけの料理だと思っていたのだ。そこが落とし穴。

カレー(特に日本のカレー)は煮込み料理・鍋物の一種。スープもそうだが、この手の料理は具材のプリン体を取り除くことができない。水に溶けて全部鍋の中に溜まるのだ。プリン体が少ないものでも具沢山ならそれなりの量が集まる。さらにルー自体にもプリン体が含まれているはず。そこまで詳しく成分が書いてあるカレーもないだろうが、旨味成分にはプリン体が多いのだから想像はできる。大判板チョコ大の固形カレールーに、いかほどのプリン体が含まれているのだろう。知ったら怖いかも。スープ類なら具だけ食べてスープを飲まないということもできるが、カレーは渾然一体。カレー部分を食べないというのは難しい。

そんなカレーなのだが、普通の家庭料理ならせいぜい週に1回、1〜2皿。だからその他の日に気遣った食事をしていれば大丈夫。それが私の場合、カレー部分大盛りで1日2皿食べて毎晩腹一杯。それが4日間続くのだ。最近区の健康診断で胃下垂・胃拡張だということが判明。朝昼は不安定な食事なのに何のこっちゃと苦笑いをしたばかりなのだ。あまりに偏った食事は危険ということなのだろう。それが何にしても。

これはもちろん後付けの論理。でも正しいんじゃないのかな。カレーをやめて3週間を過ぎるが、初期に無理をして発作が起きただけで、その後はたまに酒を飲んでも大丈夫。元の状態に戻ったような気がする。だが、まだ気を抜いたわけではない。いい気になっていて、また明日発作ということも充分考えられる。これまで何度あっただろう。この3ヶ月間のあの繰り返しの感覚が、まだまだ生々しいうちは気を抜けない。
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by assy109 | 2008-09-03 20:34
8/22 贅沢病:まだ言うか!
最近、不本意ながらも人前で足を引きずらなければならない場合が多いので、それについてのエクスキューズが必要になってくる。不本意ながらね……。「足を痛めてしまって……」と濁して苦笑いをすることも可能だが、そこはそれ私の性格だから、あえてカミングアウトすることになる。そして撃沈。痛風について何も知らない御仁は別として、それ以外は判で押したように、というより陳腐なシナリオに乗って演技している役者のように、ニヤッと笑ってただ一言、「贅沢病ですね」。見せてあげたい、皆同じ。

そもそも『痛風日記』は、この「贅沢病」という言葉に憤慨して始めたのだ。私も馬鹿じゃないので、この言葉に「社交辞令」が含まれていることは理解している。面と向かって「この貧乏人!」と罵られるよりは余程良い。だがはっきり言って贅沢病というのは間違いだ。いや古い常識と言った方がいいだろう。考えてみてほしい。全世界でメタボリック問題が叫ばれるこの飽食の21世紀に、いつまでも痛風だけをつかまえて贅沢病もないだろう。

この古い常識が生まれ、未だに我々が痛風だと告げると、気の毒だと言われながらもどこか冷ややかで、多分に面白がっているように見うけられる背景には食事がある。いわゆる「いいもん食ってるから自業自得」というやつだ。この食事自体が、今では痛風の要因としてはさほど優先順位が高くないので、そこからして間違っていると言えなくもないのだが。

まあいい。その食事についてもう一度書いてみる。痛風(正しくは高尿酸血症)の原因として、昨今よく聞かれる言葉はプリン体。その他に過食やアルコール、塩分も重要な要素なのだが、それは他の病気も同じこと。この痛風特有のプリン体が多く含まれる食品が高価で希少なものばかりなら、贅沢病の誹りもあえて受けよう。でも、必ずしもそうではないのだよ。

高プリン体食品とは、簡単に言ってしまえば細胞数が多い食品。コレステロールや脂肪とはちと違う。普段よく口にするものの中で抜きん出て多いものを挙げれば、動物の内臓(特にレバー)、イワシ、カツオ、サンマ、アジ(これらは干物にするとさらにプリン体アップ)等。ヘルシーと言われる魚介類に多く、肉類は部位によってはそうでもない。ここに挙げたものが贅沢なのか?むしろ他の食材よりはお手頃価格ではないか。ウニ、カニ、エビ、カキ、スルメイカ、白子、牛ヒレ等にも多いが頻繁には食べない。これらを毎日食べ続けた結果の発作なら、贅沢病と言われても仕方ないが。

要は成分。価格ではないし、(基本的には)美味しさでもない。つまり、プリン体は食品の旨味成分に含まれてはいるんだが、旨味成分が含まれる料理が全て旨い料理というわけではないだろう、というわけだ。そして、さらに言えば、数十年前には贅沢と言われた料理でさえも、今は誰でも食べることができるではないか。痛風が贅沢病というのは、世の中全体が貧しくて痛風になるはずがない時代の常識。そんな世の中で何不自由なく贅沢な食事ができて、結果痛風にもなる一部の富裕層をやっかんで生まれたのだ。もはや現代の日本で通用する常識ではないのである。


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ところで先日、とあるレストランで食事をした時に「フォアグラのオムレツ」というものがあって、これが実に美味だった。もっと食べたい。ビュッフェスタイルなのでおかわりは自由。なのだが私には躊躇する理由があった。私は現在なぜかコレステロール値が安定しないため、普段から卵は控えているのである。だいたい3日に1個以下。鶏卵はプリン体が少ない優良痛風食で好きなのだが。

結局一皿でやめておき、心の中で自分の自制心に拍手を贈る。偉いぞ。ところがもっと重要なことに気がついたのは、レストランを出た後だった。「そういえば、フォアグラって、肝臓だよな……」。量さえ気をつければプリン体恐るるに足らずと思っている私でも、このレバーだけは別格。レバー・アンキモに手を出して一発発作という体験談をこれまで何度も聞いているからだ。なのに卵だけを警戒していて、フォアグラは全くスルー。危ない危ない……。私的に普段無縁の一般常識だもんね。つまり、私の贅沢病なんてこんなものなのだ。
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by assy109 | 2008-08-22 19:51
9/25 番外:突然手が動かなくなる!
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これは痛風ブログです。違う病気にもなりかけましたが、あれは合併症等すべて痛風関連。しかしこれから書く病気は、痛風とは直接関係ありません。が、ここも病気ブログのカテゴリー。誰にでも発症する可能性がある病気を見過ごすわけにはいきません。そこでその予防として、病気ブログなら知らせる義務があるのではないかと思い、投稿した次第です。

と言っても、することは私の別ブログにリンクするだけ。実はこっちもあるから、なかなかこの痛風日記にまで手が廻らないんです(笑)。それに今は病気も順調。取り立てて書く事がないし。

ということで、これは前回の発作の時になった病気です。ええ半年以上前のこと、どう思っていただいても構いません(笑)。紹介する病気の名称は「橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)」。別名「ハネムーンシンドローム」又は「サタデーナイトシンドローム」。

Episode 1
Episode 2
Episode 3
Episode 4
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by assy109 | 2008-05-05 10:56
7/6 遺伝:これも負の遺産相続?
以前「親が痛風の男は80%の確率で痛風になる」と書いたことがあります。これ、間違いというわけでもないんですが、そう言い切らない方が良いんじゃないかというアドバイスをいただきました。つまり今は生活習慣やストレス等の遺伝以外の要素が大幅に増えているはずだから、というのです。確かに考えてみればその通りでした。まあうちの家族の場合はもう関係ないんですけどね。100%の確率で皆なってしまったので。次の心配は、今22歳の甥がいつ発作を起こすかということですか。

なんてことを書いているんですが、遺伝はさほど大袈裟に考えなくてもいいのでは、と最近思っています。確かに最初の発作の頃は「やっぱりなっちまったよ!」とちょっとイライラしましたが、これに限らずどんな病気にも遺伝の影響はあるわけだから。それに、それよりも(こちらの方が大事)、その後会った痛風や高尿酸血症を患っている人の中に(かなり会いましたが)、親も痛風という人がひとりもいないんですね。たまたまかもしれないんですが……。でも、つまるところ、やっぱりこれは生活習慣病なんですよ。贅沢な時代の病気(決して贅沢病ではない!)。摂生しなければ、誰でもリスクは同じと考えた方が良いのでは……。

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それにしてもこの遺伝と生活習慣というものは、微妙な関係にありますね。例えば太った子供の家族が皆太っているからといって、遺伝のせいだとは限らないでしょう。家族ならだいたい食べるものも同じ。子供は親を真似るから、無意識のうちにでも同じ行動をしているもの。そんな生活習慣の結果かもしれない。太りやすい生活習慣が受け継がれるんです。これも一種の遺伝ですかね(笑)。

私の場合、母方は皆小太りタイプなんですが父方は皆骨太痩身筋肉質タイプ(なぜかウエストが異常に細い)で、子供は皆父方似の体型という極端なもの。でも田舎の人間は基本的に骨太筋肉質で体脂肪率は低いんですよ。中年太りと言うけれど、それもかなりの部分は生活習慣かもしれません。子供の頃は太った百姓なんて見たことがありませんでした。父も死ぬまでニューヨーク・ヤンキースのクローザー、マリアーノ・リベラのような体型をしていましたよ(ちなみに顔も)。

でも今では住む所が違い、生活環境が変わっても私の体型はさほど変わらないので、痛風も含めこの体質は父親の遺伝による部分が大きいんじゃないかと、医師のお墨付きもいただいております。だから私には太っている人をどうこう言う資格はないのかもしれません。せっかくなので痛風治療の遺伝的な部分の研究のために、この身体を提供しても良いとまで思っているんですが。……危険なことと面倒なことがなければ、ですけどね。
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by assy109 | 2007-07-06 19:56