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「生活習慣を改めないかぎり、薬をやめたらすぐ元に戻っちゃいますよ」。これはユリノーム服用期間に担当医師から釘を刺されたお言葉。そう、それを肝に銘じての一大決心、ワタクシ酒を飲むのをやめたのです。と言ってもこれは家で、ひとりで飲むのをやめたということで、友人知人との外食なら飲むこともある。自分が飲まないことで相手に飲み辛くさせたら、それは自分にとってもマイナスになってしまうのだ。 こんなふうに私はプラスマイナスで考える。“禁”酒とか“禁”煙というネガティブなだけの考え方がよくないのだ。人から言われたりイヤイヤするのではなく、自分自身がそうした方が良いと納得すれば、誰でも進んでするはずだ。……だが、まあ、そうでもないかな。理屈通りにならないのが人間。私自身このブログ内でも、酒をやめると何度宣言したことか。 私にとっての飲酒のマイナス面とは──これは多い。しかも齢を重ねる毎に増えていくようだ。まずは当然のこととしてこの病気、痛風・高尿酸血症へのプリン体とアルコールの悪影響。それは今更説明の必要もないだろう。次に、これがいつからか気になりだした重大問題──寝ちゃうんです(笑)。外では逆に最後まで起きている方だが、家では寛いでいるせいかすぐ寝てしまう。テレビ番組を見てもビデオを見ても、楽しめるのは前半くらいで後はあまり記憶がない。本を読んでも集中できない。仕事でプランを練る時、緊張を解くためにあえて飲んでいた時期もあったが、それも寝てしまったら意味がない。酒乱とは違い、単に集中力がなくなるというだけのことなのだが、でもこれはかなり重要なこと。つまり酒を飲んだらその後何をしても全て無駄になってしまう可能性が高い、ということなのだから。言ってみれば、人生の無駄遣いだ。 それに次の日にも残る。痛飲した日はもちろん、前夜のワイン1本程度でも、午前中はボーとして考えがまとまらないこともある。また夏にはよく汗をかくし夏バテ気味にもなるし、寝つきはいいが早朝覚醒。そしてその時も変にイライラする。ほぼ毎日飲んでいるから肝臓にだって悪いだろうし、他の部分にも。そして当然のことながらその酒はただではない。これだけの悪影響を与える酒を、わざわざ金を払って飲む私はアホ? 損得を秤にかければ考えるまでもない。こうやって要素を全部洗い出してから、次は自分を洗脳していく。「だから酒は飲まない方がいいんだよ」と。これが私の◯◯のやめ方。タバコはすぐにやめられた。まあ数十年前でも、タバコにプラス面なんてほとんどなかったしね。でもそれと酒とはちと違う。プラス面、と言っていいのか酒をやめられない理由もある。それは酒が好き、ということだ。酒の味も酔うことも、酒場の雰囲気も全て好き。たったひとつだけだが、これは最強の理由でしょ? それにここまでの段階ならもう何年も前にたどりついていた。数日、数週間、数ヶ月くらいなら、必要とあれば飲まない自信もあったし、実際してもいた。ただ、「たとえ一生飲めなくなってもかまわない」と思えるようになったのはここ半年くらい。ちょっとした心境の変化がこれにプラスしたからだ。長くなったのでここから先はまた次回。一大決心と書いたが、それはこれまで毎日してきた習慣を改めることだから。でもそれは極自然に移行できこと。近頃よく思うんですよね。酒飲みはカッコ悪いね、と。
by assy109
| 2011-10-26 17:56
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