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前回の診察から約一ヶ月後。今回は、原因治療薬を使用した薬物療法の効果をチェックするための検査、そして診察だ。
結果は上々。というよりこんなに簡単なことだったの?と呆れるほど。さすがに薬だね、尿酸値はなんと5.1mg/dl。ここまで低いのは初めてだ。実は検査の前日、薬を飲み忘れていたので心配していたんだが、そんなの全然関係ない。初めての、余裕の正常値だもんね。そして尿のpHは6.0。中性が7.0なので、6.5くらいが望ましい弱酸性なのだが、これもまずまず。今まではほとんど5.0だったんだから。さらに尿酸の排泄量が多すぎると、腎臓に負担がかかったり結石の原因になるようだが、これも問題ない値のようだ。そしてもちろん肝臓も異常なし。もっともあの事故は、ユリノームを服用したからとも言えない状況だったようだが。 というような結果。私は尿酸排泄低下型の高尿酸血症らしいので、処方されたのが『ユリノーム』と『ウラリット』。飲みにくいウラリットは1日2錠だが、ユリノームは小さい25mg錠が1日たったの1錠だ。これで効くのかと思っていたが、この投薬一ヶ月後の結果を見たなら効くかなんてものじゃない。ほぼパーフェクトじゃないだろうか。これとは関係ないが、コレステロール値もさらに下がって過去最低。気分がいいね。薬物療法を始めてからは発作もぴたりと治まって、何をしても大丈夫。それまでの数ヶ月間が嘘のようだ。 ところで、前回懸念していた「薬物療法開始時の発作」。実はこれもなかったのだ。なぜなら……私にすれば、このちょっとした試みが功を奏したと思いたい。もっとも先生には「そんなことしても意味ないんじゃないかなぁ」と否定された方法なんだが。よかったら試してください、それはこんなこと。 つまり、薬物療法を開始するとなぜ発作が起きるかといえば、それは急激に尿酸値が下がるので、その弾みで関節部に付着した尿酸塩が剥がれ落ちてしまうからだ。それなら急激に下がらないようにすればいいというのが道理。具体的には、飲み始めに合わせて尿酸値を上げてやればいいわけだ。その方法としては酒をがぶ飲みしたり、フォアグラを食べまくったり。あえてストレスが溜まりそうな仕事に積極的に参加するのもいいだろう。水を飲まないという方法だけはまずいとは思うが。 まあ冗談はともかく言いたいことは、意図的に、コントロールできる範囲内で尿酸値を上げるということ。こうしてプラスとマイナスのバランスをとってしまうわけだ。それから徐々にその量を減らして行けば、発作を起こさずスムーズに、薬物療法に移行できるわけ。どう?スジが通っていると思わない?どうぞお試しあれ。その結果については私は一切責任は負わないけれど。ちなみに私の場合、それ以来またまた飲酒の悪癖が続いてしまった。せっかく安心して飲めるようになったんだからもう少しこのまま、なんて甘えにもそろそろケジメを付けなければと思っているところなのだが……。 #
by assy109
| 2008-10-29 17:35
やはり相談すべきは専門の医師だね。カウンセラーのようなものかな。現状を話しているうちに気持ちもまとまり、先生の「そういうことなら、薬を使ってみましょうか」という言葉を何の迷いもなく受け入れた。考えるまでもなく、自分が認めたくないだけで、もうそれしかないのだ。ここ3ヶ月というもの、まともな生活ができていないのだから。移動は近場でも自転車がないと足が痛いし、当然運動はできないし、酒どころか食事もびくびく、ストレスも溜まる。良くなっている感触はあるのだが、仕事にも支障が出る。もう悠長なことはしていられない。 さてその薬。処方されたのは予想通り、尿酸排泄促進薬の『ユリノーム』(ベンズブロマロン)。さらに毎日わかめを食べているはずなのに尿がアルカリ性にならないので、尿の酸性度を下げるための薬『ウラリット』。順当ですな。ただし、私は一生飲み続けるつもりはない。関節に沈着した尿酸塩が取り除かれ次第ストップする予定だ。先生にそうなるまでの日数を訊いたが、それは人それぞれ、2年くらいかかるかもしれないということ。そしてそれを目で見て確認することはできないから、頃合いを見て薬をやめて様子を見るしかないということだった。 ただ気に留めておかなければならないのは、薬を使えばその間、摂生しようがしまいが結果はさほど変わらないということ。となれば当然楽をしたくなるのが人の常。「もう一生これでも良いか……」という悪魔の声が忍び寄ってくるのだ。まあそういう考え方もあるけどね。ただでさえ「負けちゃったかな……」という敗北感がある私は、まだそんな気にはなれない。とりあえずひと月後の検査と診察を予約して、『ユリノーム』『ウラリット』と共に、なくなっていた鎮痛薬の『ロキソニン』等の処方箋をもらって帰途につく。 ということで、薬は手に入った。問題はいつから始めるかだ。ユリノームは使用を始めた時に発作を起こすことが多い。もう12回連続で発作を起こしているんだから、これが13回になろうが痛くもかゆくもないんだが(痛いが)、ここ数日はきちんとした身なりで外出しなければならないので、それが済むまで始められない。痛みは普通の発作よりも極軽いものだということだが、革靴がはけないとまずいのだ。 さあ、こんなことになりました。“憧れ”のクスリ漬け生活、トホホホホ……。原因療法薬抜きの闘病を謳っていたこの痛風日記も新たな展開だ。いよいよシーズン3に突入か?そういうことなら、これを期に元の文体に戻してしまおう(既に戻っているが)。「ですます調」はイマイチ書きにくい。私はそんなに上品な男じゃないからね。 #
by assy109
| 2008-09-13 19:34
病気、健康、美容の世界には様々な民間療法というものがある。痛風関連のものをざっと調べたら、効果があるものとして、有名どころではアメリカンチェリー等のチェリー類。◯◯水とか◯◯ジュース、錠剤等の健康食品系。その他にダイコン、トウガラシ、ホウレンソウ、ジャガイモ、ヤマイモ、アカマツ、ヒノキ、シラカバ、ホオズキ、キク、ワラビ、ドクダミ、マタタビ、トウモロコシの毛、アサガオの種、ショウガの葉茎、酢卵、ウィスキー等。発作時の塗り薬や貼り薬として、ヤナギ、ケシの実(そりゃそうだ。アヘン、モルヒネ、ヘロインの素なんだから。でもどうやって手に入れる?)等。炎症を抑えるものはアロエ、青魚の成分(青魚、いいのか?)等。
まあ、何を信じようが人それぞれ勝手。水分の大量摂取も元を質せば民間療法。中にはまだ証明はされていないが、有効なものもあるかもしれない。でも私は人に「効くよ」と言われただけで、鵜呑みにして実行することはない。特に健康食品のように売られているものは。仮に誰かが使って効果があったとしても、ある時点ではそうでもその後はどうなのか。副作用は?リバウンドは?健康食品にはよく書いてある、人によって効果の度合いは違うというやつも気になる。また、それをしながら普通の生活ができるのか?その値段は妥当か?簡単・手軽というよくあるキーワードも眉唾もの。「藁をもすがる」という段階なら話は別だが、その理由が納得できないと、私は手を出す気にはなれないのだ。 ところが、自分の経験というのはまた別の話。これは民間療法ではないのだが、最近ひとつ私も確信を持って言えることがある。それは「カレーばかり食べていると痛風になるぞ」ということ。どうも最近の発作続きは、これに原因があるようなのだ。もちろんカレー自体は危険な食品ではないので、カレーというより“ばかり”が問題、連続して週に4日は食べていたのだ。仕事が忙しくなると夕食は外食やコンビニ飯ばかりになっていたが、これではバランスが悪い。そこでカレー。カレーは作るのが楽だから、忙しい時は助かる。そして一度作れば4日は保つ。具材によってはとてもヘルシー。私にはうってつけの料理だと思っていたのだ。そこが落とし穴。 カレー(特に日本のカレー)は煮込み料理・鍋物の一種。スープもそうだが、この手の料理は具材のプリン体を取り除くことができない。水に溶けて全部鍋の中に溜まるのだ。プリン体が少ないものでも具沢山ならそれなりの量が集まる。さらにルー自体にもプリン体が含まれているはず。そこまで詳しく成分が書いてあるカレーもないだろうが、旨味成分にはプリン体が多いのだから想像はできる。大判板チョコ大の固形カレールーに、いかほどのプリン体が含まれているのだろう。知ったら怖いかも。スープ類なら具だけ食べてスープを飲まないということもできるが、カレーは渾然一体。カレー部分を食べないというのは難しい。 そんなカレーなのだが、普通の家庭料理ならせいぜい週に1回、1〜2皿。だからその他の日に気遣った食事をしていれば大丈夫。それが私の場合、カレー部分大盛りで1日2皿食べて毎晩腹一杯。それが4日間続くのだ。最近区の健康診断で胃下垂・胃拡張だということが判明。朝昼は不安定な食事なのに何のこっちゃと苦笑いをしたばかりなのだ。あまりに偏った食事は危険ということなのだろう。それが何にしても。 これはもちろん後付けの論理。でも正しいんじゃないのかな。カレーをやめて3週間を過ぎるが、初期に無理をして発作が起きただけで、その後はたまに酒を飲んでも大丈夫。元の状態に戻ったような気がする。だが、まだ気を抜いたわけではない。いい気になっていて、また明日発作ということも充分考えられる。これまで何度あっただろう。この3ヶ月間のあの繰り返しの感覚が、まだまだ生々しいうちは気を抜けない。 #
by assy109
| 2008-09-03 20:34
最近、不本意ながらも人前で足を引きずらなければならない場合が多いので、それについてのエクスキューズが必要になってくる。不本意ながらね……。「足を痛めてしまって……」と濁して苦笑いをすることも可能だが、そこはそれ私の性格だから、あえてカミングアウトすることになる。そして撃沈。痛風について何も知らない御仁は別として、それ以外は判で押したように、というより陳腐なシナリオに乗って演技している役者のように、ニヤッと笑ってただ一言、「贅沢病ですね」。見せてあげたい、皆同じ。
そもそも『痛風日記』は、この「贅沢病」という言葉に憤慨して始めたのだ。私も馬鹿じゃないので、この言葉に「社交辞令」が含まれていることは理解している。面と向かって「この貧乏人!」と罵られるよりは余程良い。だがはっきり言って贅沢病というのは間違いだ。いや古い常識と言った方がいいだろう。考えてみてほしい。全世界でメタボリック問題が叫ばれるこの飽食の21世紀に、いつまでも痛風だけをつかまえて贅沢病もないだろう。 この古い常識が生まれ、未だに我々が痛風だと告げると、気の毒だと言われながらもどこか冷ややかで、多分に面白がっているように見うけられる背景には食事がある。いわゆる「いいもん食ってるから自業自得」というやつだ。この食事自体が、今では痛風の要因としてはさほど優先順位が高くないので、そこからして間違っていると言えなくもないのだが。 まあいい。その食事についてもう一度書いてみる。痛風(正しくは高尿酸血症)の原因として、昨今よく聞かれる言葉はプリン体。その他に過食やアルコール、塩分も重要な要素なのだが、それは他の病気も同じこと。この痛風特有のプリン体が多く含まれる食品が高価で希少なものばかりなら、贅沢病の誹りもあえて受けよう。でも、必ずしもそうではないのだよ。 高プリン体食品とは、簡単に言ってしまえば細胞数が多い食品。コレステロールや脂肪とはちと違う。普段よく口にするものの中で抜きん出て多いものを挙げれば、動物の内臓(特にレバー)、イワシ、カツオ、サンマ、アジ(これらは干物にするとさらにプリン体アップ)等。ヘルシーと言われる魚介類に多く、肉類は部位によってはそうでもない。ここに挙げたものが贅沢なのか?むしろ他の食材よりはお手頃価格ではないか。ウニ、カニ、エビ、カキ、スルメイカ、白子、牛ヒレ等にも多いが頻繁には食べない。これらを毎日食べ続けた結果の発作なら、贅沢病と言われても仕方ないが。 要は成分。価格ではないし、(基本的には)美味しさでもない。つまり、プリン体は食品の旨味成分に含まれてはいるんだが、旨味成分が含まれる料理が全て旨い料理というわけではないだろう、というわけだ。そして、さらに言えば、数十年前には贅沢と言われた料理でさえも、今は誰でも食べることができるではないか。痛風が贅沢病というのは、世の中全体が貧しくて痛風になるはずがない時代の常識。そんな世の中で何不自由なく贅沢な食事ができて、結果痛風にもなる一部の富裕層をやっかんで生まれたのだ。もはや現代の日本で通用する常識ではないのである。 ところで先日、とあるレストランで食事をした時に「フォアグラのオムレツ」というものがあって、これが実に美味だった。もっと食べたい。ビュッフェスタイルなのでおかわりは自由。なのだが私には躊躇する理由があった。私は現在なぜかコレステロール値が安定しないため、普段から卵は控えているのである。だいたい3日に1個以下。鶏卵はプリン体が少ない優良痛風食で好きなのだが。 結局一皿でやめておき、心の中で自分の自制心に拍手を贈る。偉いぞ。ところがもっと重要なことに気がついたのは、レストランを出た後だった。「そういえば、フォアグラって、肝臓だよな……」。量さえ気をつければプリン体恐るるに足らずと思っている私でも、このレバーだけは別格。レバー・アンキモに手を出して一発発作という体験談をこれまで何度も聞いているからだ。なのに卵だけを警戒していて、フォアグラは全くスルー。危ない危ない……。私的に普段無縁の一般常識だもんね。つまり、私の贅沢病なんてこんなものなのだ。 #
by assy109
| 2008-08-22 19:51
エキサイトブログに YouTube 動画が貼れるようになったらしいので
記念にふたつほど。海外版おちゃらけものとリアルなもの。 言葉がわからない人でも感じてもらえるはずです。経験者ならば尚のこと。 どこの国でも、同じような苦労をしてるのよ(笑)。 Gout tom gets gout. #
by assy109
| 2008-08-22 11:36
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